2015年11月27日金曜日

明日はワイン会なので 造り手紹介します!


☆まずは、ラエルト・フレールから・・・・(輸入もとの資料より)

コトー・シュッド・デペルネ地区シャヴォ村にあります。
この村は、ちょっとマイナーな村ですが通りから丘の上にそびえる古い教会のシ
ルエットがとても綺麗なことで有名です。
 その教会からちょっと離れたところにラエルトはあります。
観光バスでは通れない路地をくねくねと登った住宅地の裏手がそうです。 
尚、ラエルトはNMなのですが限りなくRMに近い存在で、親族から一部葡萄を
購入していることから規程上、NM表記となっていますが、実態はまさしくRMなのです。


1889年にこのシャヴォ村に創立された歴史ある蔵元。10村に75区画もの畑を
所有しています。
一口に75区画と言ってもこの畑の管理をするのは並大抵ではないと思います。
地理的な移動の問題、また、各区画に植えられている品種、樹齢、土壌など
条件が様々だからです。
 したがって、生育状態に合わせて75区画の畑のケアをする必要があります。
畑仕事はとても重労働で、足腰が強くないと無理。夏の畑の暑さときたら
拷問に近い、健康体の身体でなければ直ぐにダウン。
シャンパーニュは形だけで判断するとエレガントで優雅な飲みものですが、
実際には農産物。農業あっての賜物であることを感じます。 
さて、現当主ティエリー・ラエルトです
が、かなり研究心旺盛な人と思われる。現在、樽熟も積極的に行っているが
樽も地やトネリエも選び複数のものを扱っています。セラーを覗くと200個ほどの
樽が目に入ってきます。
RMクラスでこんなに樽を抱えているところは初めてみました。 
樽を積極的に使用していることで知られている蔵を訪問してもこんなに多くの
樽が使用されているところはありませんでした。ラエルト"恐るべし"といった感じ。
但し、「樽を使うのは難しい、何年も勉強と実践の中で研究した結果、
やっと見えてきた」と当主は数年前に話していました。


息子のオレリアンも父親譲りで研究心旺盛な生真面目な性格。
友人ラファエル・ベレッシュは遊び心も旺盛だけど、オレリアンは
本当に純粋に仕事に打ち込む気性。 
ラエルトの造りから伝統に根ざしながらも拘りある進化した姿を読み取ることが
できると思います。

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